東北地方太平洋沖地震について

311日に発生した東北関東大地震は震災に加え大津波により未曾有の被害を及ぼしました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。天台宗では緊急救援金として3000万円NHKを通じて被災地へ送らせて頂きましたが、今後も復興支援のため、広く檀信徒の方々に募金をお願いいたしております。

皆様からお預かりしたご浄財は、天台宗地球救援募金を通して被災地の復興支援に役立てさせて頂きます。この未曾有の災害から立ち直るためには、全国皆様が心を一つに支え合うことが一番大切です。一人はみんなのために、皆は一人のために。なにとぞご協力のほどお願い致します。

西光寺副住職・永福寺住職 晃仁は【群馬天台青年会】の活動で

被災地(福島県・宮城県など)へ数回にわたり現地ボランティアに参加中

 

詳しくは 群馬天台青年会HP をご覧下さい。

平成23年3月20日

西光寺・永福寺合同の春彼岸施餓鬼会法要において参拝者に義援金をお願いし、集められた浄財は

 

 ① 天台宗 地球救援募金    HPへ

 ② 群馬天台青年会       HPへ

 

に委託いたします。  委託金合計 123,576円

 

5月 天台宗内で災害にあわれた寺院への復興支援金へ

   12万円(西光寺・永福寺合計) ※天台宗災害対策本部へ委託

地震災害被災地慰問(福島県須賀川市)

平成23年4月1日(金)

(長沼ホーム;特別養護老人ホーム)

(西蔵寺:天台宗寺院)  (妙林寺:天台宗寺院)

 

原発からの距離

福島県須賀川市加治町 は、
福島第一原発から、60.33km、
福島第二原発から、57.54km

福島原発からの距離地図
福島原発からの距離地図

現地へ行って感じたこと

 一番に感じたことは福島県もひどい被災地であること。震災後のTVでは【福島=原発】の問題だけが取り上げられている。確かに原発は大きな問題で被害も大きい!

 しかし、その影では津波被害の地区や地震被害の地区はかなり多い!!。車で通る道から見える家のほとんどが、簡易補修で屋根や壁などをブルーシートで覆っているのがほとんどでした。報道やマスコミで取り上げられないため、福島の地震被害は軽いと認識されているように思える。また、原発のせいで東北地方北部より物流が悪い点や支援(物・人)が少ない点も感じられる。各種団体が原発を恐れ来にくい考えも理解できる。しかし、現地にいる人は他の場所と同じように困っているので支援は確実に必要である。一人一人が情報を集め誰のせいでもなく自己責任で向かう事が大切に思う。上記に表したが、原発からの距離からすると被爆の可能性は現状低いとわかる。

風評被害

 現在、風評被害も問題になっております。

 例えば

①福島は原発で危ない!

  (距離が離れて問題なくとも県全体で避けられている)

②福島・茨城・群馬の農作物は危ない!

  (一部の農作物の出荷停止で他の農作物も受け入れてもらえない。実際店頭に並んでいる作物は安全!他の地域の作物とどちらが放射性物質の値が高いかなんて本当はわからないはず)

③TVで取り上げられないから被害は少ないはず!

  (上記したように被害はかなりあります。)

 

上記3点以外にも多くありますが、イメージやたぶん!?の気持ちではなく正確な情報を各自が持ち、被災地すべてを、日本全体で支援していきましょう!!

長沼ホーム:須賀川市志茂

 副住職の同級生が勤める老人ホームへ野菜を持ってお伺いしました。このホームでは定員50名に加え、被災地より10数名の受け入れをしており、震災直後より食糧不足が問題点であった。震災後、連絡を取り合っている中、食料不足が深刻で3月下旬に物流が多少回復しても、生鮮野菜などは価格高騰・品数不足が続いている。そのため、群馬で野菜を購入し持ち込んだ。量を考えると利用者の1日分に足りるかわからないくらいだか、施設長さんや職員のかたにお礼を言われ、施設での切迫した現状を感じた。

西蔵寺:須賀川市守屋

 同級生の実家のお寺に被害状況を伺いに行きました。震災から時間がたっていることもあり、修繕が進んでいる箇所も見られた。災害時の記録写真を見せていただいたが、墓地は9割以上が倒れ、本堂の壁は落ち、正面より裏の畑が見えるほどであった。本尊なども倒れた壁に埋もれて、ばらばらになったものを見つけ出し、組み立て、掃除を行うのも、大変な労力であった事がわかる。庫裏にも被害はあり、ひび割れや家具の損壊もあった。

 また、近くにある藤沼湖(貯水池:藤沼湖HP)が決壊し付近の川に流れ込み川の氾濫によって家屋が流された場所もあった。現在でも行方不明者2名がいる。これらの住民は現在も避難所生活をしている。

妙林寺:須賀川市加治町

 須賀川市役所の近くにあるお寺ですが、市内でも地震被害の大きい場所です。本堂の屋根が一部壊れ、内装でも漆喰壁ははがれ落ち、仏具・位牌などの多くが倒れ壊れた物も多くあります。

 檀信徒さんが寄られる庫裏は改修では使用不可能と審査を受け、いずれは新築しなくてはなりません。本堂や門、墓地など修復を必要とする箇所は数多くあります。余震が続く中では掃除や補修も進まず、また人手も足りないため、大変な状況です。

 お寺の近所のお宅では全壊の家も多く、無事と言える家屋は皆無です。市役所も被害を受け行政も対応に苦労しております。

 

支援物資持ち込みの注意点!!

 

 各行政や収集所によって集めている物や新品・クリーニング済みに限る等注意点があります。必ず、募集要項などを確認して適切な行動が重要です。

 何でもかんでも、こんな物でも。 の安易な気持ちではかえって手間がかかったり、支援物資として送れなかったりと困ることも多いです。

平成23年4月2日(土)

 下記の支援物資受付に持ち込みをいたしました。今回は群馬県で受付をしている場所へ主に子供服を持ち込みました。

平成23年3月25日(金)

 前橋市の市政、または群馬県の県政で被災地に送る支援物資を一般から募集しております。

(詳しくはこちらを 前橋市 群馬県 )

 本日、家庭にある物をもってグリーンドームに支援物資を持って行きました。車で正面から入ると、係の方に誘導され裏手へ、受付をこちらですませ持ち込んだものの確認&リストの作成を行い終わりです。

 被災地の方に届き、役に立てば心よりうれしいですね。